2009年8月15日土曜日

泉 流星 著 「僕の妻はエイリアン」

高機能自閉症の人の手記。

ちょっとくどいけれども、高機能自閉症の人の日常について詳しく記述されている。

空気が読めない、というけれども、「空気を読む人」と「空気を読まない人」がいたら、
なんで空気を読まないほうがおかしいことになるのか。日本には「空気を読む人」が
多いってだけじゃないのか。

「空気を読む人」が少数派なら、その人たちは「障害」があるってことになるわけね。
まったくくだらん。

茂木健一郎 著 「脳」整理法

よくわからない。

この人の言ってることのうち、いったいどのくらいのことが脳科学の研究結果からいえることなんだろう。脳科学の知識とは関係なく言えるようなこともまじっているような気がするが。自分は脳科学のことは知らないから断定はできないんだけれども。そこらへん気になってしかたない。

いまいち、自分的にはストライクゾーンど真ん中って感じじゃないな。

古本屋に持ってこう。。引っ越さないといけないから本をへらさんといけんからな。

蓮池薫 著 「半島へふたたび」

面白い。

蓮池薫さんのソウル訪問を題材とした手記。韓国と北朝鮮の文化の共通点、相違点を元拉致被害者の視点から描いている。

蓮池さんは現在韓国語の翻訳を仕事にしている。

北朝鮮では、日本語をハングルに翻訳する仕事をさせられていたそうだ。

面白かったところ。

北朝鮮で、表立って不満を態度に表すことができない。そこで、あるとき、まかないのおばちゃんと口論になり、論破した!とよろこんでいるところ。でも、そのあとで、そんなことしてもしょうがないな、って思ったらしい。やさしい人ですね。

日本に観光に来た韓国人を茶室に招待して。蓮池さんは通訳。好奇心旺盛で、矢継ぎ早に質問を浴びせる韓国人。なかには、茶室でこれをそのまま通訳してしまっていいのか、という発言も。

私も同じ目にあったからな。あれは韓国人の特性だったのかも。息つく暇もないくらい質問を浴びせるという。。。